外は暑くて家から出られない…。
宿題は終わったし…。やることないな~。
夏休み終盤、我が家の3兄弟が暇を持て余していました。
つまらない理由で喧嘩が始まっても困るので、アマゾンプライムで映画を見ることに。
偶然『ゴーストブック おばけずかん』を見つけました。
詳細情報のバックに流れるショートムービーを見て「これ面白そう!絶対見る!」と見る前からガッチリ心をつかまれ、親子で楽しい時間を過ごさせてくれました。
ネタバレなしでご紹介させてください。
作品情報
監督・脚本:山崎貴
原作:『おばけずかん』シリーズ
制作プロダクション:ROBOT
公開:2022年7月22日(金)
再生時間:1時間52分
リアルすぎて笑っちゃう。令和の小学生たちが主人公
原作は全く知らずに映画を見始めたのですが、予備知識なしでも楽しめる映画です。
特に私が母親として面白いと感じたポイントは、主人公たちの振る舞いがまさに「現代の小学生」そのものだったこと。
服装や持ち物、言葉遣いや子供同士・先生とのやり取りなど…
令和の小学生像がそのまま表現されていました。
私が小学生の頃、30年近く前に流行った『学校の怪談』シリーズに出てくる子役たちとは何か違う雰囲気を感じます。
「わかる!今どきの小学生、こんなこと言う!」
「こんな子、友だちにいる。」
私も息子たちも、主人公たちの「ザ・小学生」の演技に親近感を感じながら楽しめました。
濃いキャラのおばけたち 3才~中1まで楽しめる!
映画を見るときに少し心配するのが、兄弟全員が楽しめるかどうかです。
我が家は長男が中1、次男は小3、末っ子は3才と年の差が大きめの兄弟構成です。
「お兄ちゃんは面白くても、弟はチンプンカンプン…」
そんなパターンになってしまうと、構ってほしい弟たちが長男に群がって喧嘩になったりもします。
でも、この映画は大丈夫でした。
登場する”おばけ”たち(妖怪の様にも見えますが…)が、とにかく可愛い&面白い!
「俺、このおばけが好き!」「ぼくはコレ~!」と、お気に入りのおばけを見つけて楽しんでいました。
保育園児、小学生、中学生、みんな揃って和気あいあいと過ごせる映画でした。
新垣結衣さんに泣かされました…!
映画は子役たちと可愛いおばけがメインで進み、全体的に笑いながら見ていられます。
「シンプルに楽しい映画だな~」なんて思っていたら、新垣結衣さんの演技でグッときました…!
まさか泣かされるとは思っておらず、子どもたちの横で涙をこらえるのに必死でした。
懐かしい思い出を振り返る時のような、胸がじわっと熱くなるような感覚を覚えました。
やっぱり素敵!『ALWAYS 三丁目の夕日』山崎貴監督作品
実は私、若い頃に『ALWAYS 三丁目の夕日』を映画館で見て、一緒に行った友人が引くほど号泣したことがあります。
山崎貴監督作品の心情描写がグッとくるんです…。
『DESTINY 鎌倉ものがたり』『寄生獣』など、大好きな映画監督の一人です。
「やっぱり、山崎貴監督の作品は面白いね!」
「『ゴジラ −1.0』もそうなんだよ!」
と、ついつい熱く語ってしまいました。
子どもと共通の「好きな映画」が一つ増えて、とても嬉しい経験をさせてもらいました。
家族で2時間、しっかり楽しめる映画です。
特に小学生のお子さんがいるご家庭の方はぜひ見てみてください。