「何もないと思った自分に一貫性がある」気づかせてくれたライフラインチャート

母じゃない私って?

「私から子育てを取ったら、人生に何が残るの?」
「毎日に大きな不満はないけど、将来の自分を想像できなくて不安…」
こんな風に考えたことはありませんか?
実はこれ、私が抱えていた悩みです。

母、妻という家庭での役割が無くなった時、私には何が残るのか?どんな価値があるのか?
パート勤めで仕事のキャリアも無く、何もない自分に不安を感じていました。

『ライフラインチャート』に取り組み、大きな実績は無くても「何か」が私の人生にあると感じました。
この記事では、私がどのようにライフラインチャートを分析したのかを解説します。

目次

ライフラインチャートとは

ライフラインチャートとは、横軸に年齢、縦軸を幸福度にしたグラフを描きながら、人生を振り返るワークです。
グラフにすることで自分の人生の波を一目で確認し、ただの思い出として振り返りがちな自分の人生を客観的に見ることができます。

私が取り組んだ内容を紹介する記事はこちらです。

ライフラインチャートを作成してみて、自分を理解することが”人生を生きやすくするヒント”になると感じました。
今まで「自分探し」や「自分を大切にする」といったワードには一切反応しなかった私ですが、誰か悩んでいる人がいたらオススメしたいと思うくらい考えが変わりました。

私の人生、書き出す必要ある?

ライフラインチャート作成前、ちょっと不安になりました。
「私なんかの人生で書くことあるのかな?」と、用意された枠を埋められる自信が無かったのです。

最初は書き出しやすい年齢から始め、主なライフイベントを入力していきました。
少しずつ空欄が埋まっていき、時には手を止めて悩みながら完成させました。

完成した表を見てびっくり!
意外とびっちり文字が並んでいました。

みぞ子が作成した人生振り返りシート

何もしてこなかったように見えて、私なりに色々な経験をしていたことが分かりました。
書けるところから少しずつ進めていくのがコツです。

感情の一貫性を発見

ライフラインチャートで、大きな波の変動があったときの感情を振り返りました。
すると自分の感情が高ぶるときに共通点があることを発見。
流されて生きているようで、感情には1本の軸らしきものがあるようです。

ここまで自分の人生を振り返ってみて、いくつか共通点を見つけました。

《嬉しい/楽しい》

  • 人の話を聞く
  • 褒められる
  • 新しい経験、知識を得る
  • 自由

《悲しい/怒り》

  • 情報共有が無い
  • 価値観の押し付け
  • ルールが守られない
  • 働いていないことに罪悪感を感じる

「私」だけの人生だと気づけた!

「おなか空いた!」「洗剤の詰め替えどこ?」「何か頭痛い…」
母として、妻としての役割を果たすうち、自分の意志や感情を抑えることが常になりました。

子どもや夫の生活を支えることが私の仕事で、私は彼らの人生のサポーター。
誰に頼まれたわけでもなく、自分は表舞台に立つような人間ではないと思い込んでいました。

子どもの成長は嬉しいし、家族みんなで笑顔で過ごしていきたい。
子育てや主婦業は素晴らしい経験だと頭では理解していましたが、どこか物足りないような感覚を覚えた原因はここにあったようです。
子育てありきの自分、家庭ありきの自分しか考えられなくなっていました。

年齢を重ねても、環境が変わっても、感情が高ぶるポイントは共通しています。
子育てをする前、もっと言うと幼少期から、私の根本的な部分は変わっていなかったのです。
感情の一貫性に気付けたことで、私の人生は私が主役だと認識できるようになりました。

これからも自分を知る努力をしたい

漠然とした人生の不安を解消するヒントが、自分の過去を振り返ることで見つかるとは思いませんでした。
働く、情報収集、スキルを身につける…と色々なことをしてきましたが、私の場合は『ライフラインチャート』を使った自己分析が一番大きなヒントをくれました。

ただ与えられた役割を果たしているだけで、自分が残してきたものは何もない。
そんな風に考えていましたが、自分の中にある感情だけは変わっていませんでした。
人生の核になるかもしれない、変わらないものを発見することができました。

もっと自分が喜びそうなもの、避けた方がいいものを選択する参考になりそうです。
より深く自分を知って、家族も自分も丸ごと大切にしていきます!

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この記事を書いた人

「人と違っても子育てはできる!」
先天色覚異常で子育て中。
ずっと地元に残ると思っていた…田舎で二人姉妹の長女として育つ。
結婚と共に転勤族になり、3男児の母です。
自身の経験や学び、考えたことを発信します。

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