自分を知る『ライフラインチャート』で人生を振り返ってみた

自分を知る。ライフラインチャートを使って、人生を振り返りました。

『ライフラインチャート』をご存知ですか?
横軸を年齢、縦軸を幸福度にしたグラフを作成しながら、人生を振り返るワークです。

「人生を振り返る」と過去の思い出に浸ってしまいがちですが、このワークをすると客観的に自分の人生を見つめられます。
自分がどんなことに喜び、どんなことに怒りや悲しみを感じるのか?
その時はただの感情だと思っていましたが、振り返ってみると意外と一貫性があることに気付きました。

アウトプットすることでさらに理解が深まると思い、私のライフラインチャートを公開します。※めちゃくちゃ長いです。
私の結果をじっくり読むよりも、サッと流れをつかんで実際にやってみることをオススメします!
意外と気づかなかった自分を発見できるかもしれません。

目次

私のライフラインチャート

早速、私のライフラインチャートをお見せします!

私のライフラインチャート

グラフを見て

  • 全体的に幸福度は高め
  • 辛いこともあったが、命にかかわることで無かったらOKという考え方
  • 10代後半~20代前半、30代前半の幸福度が高い
  • コロナが流行した34歳頃から下がり始める

予想はしていましたが、全体的に幸福度は高めです。50%を下回ることはありませんでした。
基本的に自分は恵まれた環境で生きている、もっと人生に困難を感じている人は世界中にたくさんいると考えています。

自分の人生にそこまで大きな不満はありませんが、それでもグッと上がる点、下がる点があります。
どんなときに幸福度が上下するのか?
同時に言語化してみます。

人生の節目を整理する

ライフラインチャート作成と同時に、その時の出来事や感情を整理しました。

感情を言語化した表

誕生~中学生まで

田舎で親戚や家族、近所の方々に囲まれながら何不自由なく育ちました。
人が集まりやすい家だったこともあり、年長者に囲まれて何時間も過ごす機会が多かったです。

「あれ、さっきもこの話してたな…」
「あ~、いつものあの話ね!」
と思いながらも最後まで話を聞いて、自分がもっと知りたい部分を見つけると質問していました。
人の話を聞くことは全く苦にならず、毎回同じ内容でも初めて聞くように楽しんでいました。
子どもの質問にもしっかり答えてくれて、何でも気兼ねなく話せる空気感が好きでした。

ただ一方で、大人が秘密をもっていると知りショックを受けたことも。
私のためを思って嘘や秘密を重ねていたと、今は理解できています。
しかし当時の感情は忘れていません。

もともとアトピーの症状が出ていた私に色覚異常が判明し、家族は学校でいじめられないようにと「色覚異常のことは口外するな」と私に言いつけました。
常に血がにじんでいる肌の私が、さらにハンデを負っていることが知られたら可哀そうだと思ったのでしょう。

最初は言われた通り色覚異常のことは伏せて生活していました。
しかし段々と秘密にしていることが苦しくなり、勝手に友人にはカミングアウト。
微妙な色の判断で困ったときには素直に伝えて、自分に正直に生きていこうとしていました。

大人の勝手な価値観で、従いたくない指示をされることに窮屈さを覚えるようになりました。

高校~大学時代

大人の手を離れて自由に活動できる時間が増え、自分の可能性を感じて充実した日々を送っていました。

校則がほぼ無い高校に通っていたため、メイクやピアス、髪の色も自由に楽しみながら学業も両立させる先輩たちの姿にあこがれました。
アナウンスの大会にも出場し、訓練で自分の声がどんどん変わっていき楽しかったことを覚えています。
「将来はアナウンサーになって、レンコンの畑で桶ごとひっくり返って泥だらけになりたい!」と謎の夢を抱いたのもこの頃です。

大学に入り、アルバイトで稼いだお金を全て海外旅行に充てるように。
行動範囲がどんどん広がり、新しい知識や経験に触れる楽しさを満喫していました。

就職活動をする中で「テレビ業界は違うかな…?」と感じ、生活を支える企業で働きたいと考えるように。
物流企業に就職します。

新卒で入社~結婚

新卒で入った会社では、1年目は現場でお客様対応、2年目は営業成績の整理や企画をしていました。

入社時の座学研修後、すぐにお客様対応をすることに。
厳しい言葉を頂くこともありましたが、不思議と精神的に立ち直れない状況にはなりませんでした。
電話の向こうのお客様の状況を理解し、「何を求めているのか?」考えて返答することが楽しかったです。
幼少期から人の話を聞いて育った経験が役立ちました。
全く触ったことが無かったExcelの基礎を習得し、早く一人前になって会社に貢献できる人材になりたいと願っていました。

しかし、結婚と引越しが決まり私は退職することに。
成長させて貰った恩を捨てて仕事を辞めることに罪悪感を感じましたが、
披露宴では職場や互いの友人に「おめでとう!」と声をかけられとても幸福な時間を過ごすことができました。

結婚早々、ゆで卵も満足に作れない自分に気付きます。
当時は料理の経験はほとんど無く、何も見ず作れるものはありませんでした。
ひたすらレシピを検索し、素直にそのまま作っていくことを繰り返しました。

第1子、第2子出産~育児

しばらく専業主婦として過ごしました。
自分の子どもがこれほど可愛いとは…!
いつもそばにいて成長を見守る日々を過ごしました。

子どもには本に慣れ親しんで欲しいという思いから、暇を見つけては隣駅の図書館に連れて行きました。
私の実家から最寄りの図書館までは車で30分ほどかかるため、子どもの頃は数えるほどしか図書館を利用していません。
大学で図書館を利用するようになり、「こんな素晴らしい仕組みを今まで利用していなかったなんて、人生損してた…!」と強く思った経験からの判断でした。

パート事務員として働く

第1子の小学校入学をきっかけにパートを始めました。
第2子は近くの託児所に預け、9時~17時まで電話対応や書類整理などをして働きました。

電話でのお客様対応、職場での情報共有など、こちらでも人の話を聞くことを楽しんでいました。
専業主婦で家以外で活躍できない自分にコンプレックスを感じていましたが、職場で頼りにされ少しずつ自信を取り戻しました。
自分の生活の幅が広がる感覚があり、多くの人と接する機会があることが嬉しかったです。

Web制作を学びながら第3子出産、開業は挫折

転勤と第3子出産が重なり、パートは辞めることに。
個人の力で稼ぐ方法は無いかと調べた末、妊娠中にWeb制作を学び始めます。
在宅で稼げるとあり、出産を控えていた私には魅力的なお仕事でした。

新しい知識を得ることは楽しかったのですが、学習中に色覚異常であることを思い出し挫折しました。
普段生活する分には何も問題はないため、忘れてしまっています。
講座中に色の違いを指摘され、責任をもってお客様にデザインを納品できる自信が無くなりました。
色覚異常で活躍されているWebデザイナーの方も多くいらっしゃいます。
しかし、出産を控えた私には克服するための時間が無いと判断しました。

「それなら、事務で稼ごう!」とクラウドワークスで営業を始めます。
苦労して身につけたスキルを捨ててしまうことに抵抗はありましたが、仕事はすぐにいただけました。
もくもく在宅で商品登録をするお仕事です。
とてもシンプルな作業で、難しい事は無く好きな時間に取り組めました。
しかしまとまった作業量をいただけず、思うような収入につながらなかったため雇用される道を選びます。

第3子を出産し幸福度が上がるところかもしれませんが、挫折を経験し幸福度は下がっています。

在宅で事務アルバイト

「新しいスキルは得たけど、失敗した。一旦落ち着こう。」という考えから、
在宅でできる事務アルバイトに応募し採用していただきました。
時間と曜日は固定されるものの、在宅で働けるため子育て中の身にはありがたい環境です。
オープンな社風を謳っているところも魅力的でした。

しかし、やはり個で稼ぐことを諦めきれず…。
在宅のデメリットですが、同じ業務を行う仲間やユーザーと言葉を交わす機会がほぼ無いことも悩みどころです。
テキストコミュニケーションは業務連絡が主で、雑談や軽い相談を出来る雰囲気はなく「私がここにいる必要はあるのか?」と感じてしまいます。

感情が高ぶる場面の共通点を見つけた

ここまで自分の人生を振り返ってみて、いくつか共通点を見つけました。

《嬉しい/楽しい》

  • 人の話を聞く
  • 褒められる
  • 新しい経験、知識を得る
  • 自由

《悲しい/怒り》

  • 情報共有が無い
  • 価値観の押し付け
  • ルールが守られない
  • 働いていないことに罪悪感を感じる

ポジティブな感情を見ると、人の話を聞くことがこんなに好きだったとは…。
幼少期から人に囲まれて、聞くことを楽しめる性質を持っているんだなぁと思いました。

逆にマイナスの感情を見ると、公平性や透明性を求めている自分に気付きました。
秘密や嘘に違和感を感じるようです。
どっきり系のテレビが全く面白くないと感じてしまうのも、ここに原因がありそうです。

お疲れ様でした!

ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。
主婦が自己分析で『ライフラインチャート』を作成しながら人生を振り返りました。

あと数年で40歳「不惑の年」なんて言われますが、このワークを活用しながら自分の核となる部分を発掘したいと思います。
何人かで集まって、お互いに発表し合うのも面白いと思います!
みなさんもぜひ、やってみてください!

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この記事を書いた人

「人と違っても子育てはできる!」
先天色覚異常で子育て中。
ずっと地元に残ると思っていた…田舎で二人姉妹の長女として育つ。
結婚と共に転勤族になり、3男児の母です。
自身の経験や学び、考えたことを発信します。

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