子ども3人とも注射で泣かない!ちょっとしたコツで病院嫌いを防げる

なぜ子どもは注射で泣くの?

子どもが注射を嫌がって大泣きするから、予防接種が憂鬱。
歯医者で口を開けてじっとするなんて無理…!
ただでさえ、子連れ通院は準備や荷物が多く体力的に大変です。
やっとの思いで病院まで来たのに、我が子が泣いている姿を見たら精神的にも疲れてしまいますよね。

実は我が家の3人の息子たちは、一人も注射や健診で泣いたことがありません。
ちょっとした心がけで、子どもたちを落ち着かせていました。
実践していた私なりのコツをご紹介します!

目次

そもそも、大人はなぜ泣かないのか?

大人が予防接種に行って、病院で大泣きする姿は見たことがありません。
なぜ、大人は注射に行っても泣かないのでしょうか?

大人は痛みに耐えられるから、じっと待つことができるから…。
大人と子どもは同じ人間なのに、何が違うのでしょうか?

それは、「経験」です。
大人は何度も注射を受けた経験があるので、少し待てばすぐに終わる、痛みは一瞬だと分かっています。

対して小さな子には経験がありません。
病院が何をするところかも分かりませんし、家とは違う環境に連れ出されてパニックになってしまうお子さんもいるかもしれません。

事前の情報なく、何も知らない環境に突然放り出されたら大人でも戸惑ってしまいます。
私はこの「経験の無さ」をカバーして、不安を取り除く工夫をしていました。

とにかく、事前説明が大事

ほとんどの方が、生後2か月頃~お子さんを予防接種に連れ出すことになると思います。
「まだ話が通じないし、暴れても抑えられるから大丈夫。」と侮るなかれ。
返事は無くても、お子さんの耳はしっかり大人の話を聞いています。

まだ小さなころに病院への恐怖心が生まれてしまい、風邪など他の用事で通院するときも苦労することになってしまうかもしれません。
3歳ごろまでは何とか大人の力で対処できるかもしれませんが、成長と共に力もどんどん強くなっていきます。
何より、我が子を力づくで押さえつけて従わせるのは気が引けます。

そこで大切なのが、最初の予防接種から「説明を徹底」すること!
小さくて反応が無くても、自宅~病院~注射~帰宅まで、今から起こるすべての事をしつこいくらい説明することが大事です。

自宅~注射後までの説明5ステップ

ステップ1.出発前

自宅を出るときから、心の準備をさせます。
首がやっと座ったくらいの赤ちゃんを相手に、出発から病院で注射する流れを伝えます。
「今から車に乗って病院に行くよ、病院に行ったらお腹ポンポンして、お口あ~んして、チクンするからね」

  • 車に乗って外出すること
  • 病院に行くこと
  • 聴診器をあてられること
  • 口の中を見られること
  • 注射をすること

実際にお腹や口、腕に手を当てて身振り手振りで説明しながら伝えていました。

ステップ2.病院に着いたら

移動が追わって病院に着いたら、すぐに建物に入って受付へ向かうことはしません。
駐車場や玄関前で、もう一度何をするのか伝えます。
「お腹ポンポンして、お口あ~んして、チクンが終わったらお家に帰るよ」
なるべく出発前に伝えた時と同じ言葉、同じ流れで伝えることが大切です。
しつこいようですが、繰り返し伝えることで赤ちゃんも思い出してくれると信じて話しかけました。

ステップ3.病院の待合室で

子どもを病院に連れて行くとき、一番困るのが「待たされる時間」ではないでしょうか。
空気が変わったことを察知して、泣き出してしまう赤ちゃんもいるかもしれません。

「お名前が呼ばれたらお部屋に入って、お腹ポンポンして、お口あ~んして、チクンが終わったらお家に帰るよ」
ここでも繰り返し伝えて、待っていればいいこと・終わったら帰れることを伝えて安心させてあげるように心がけました。

ステップ4.いよいよ注射!

診察室に入ったら、いよいよ注射です。
雰囲気に負けて泣いてしまう子もいるかもしれませんが、冷静に医師や看護師の指示に従いましょう。

痛みで驚いて泣いてしまっても、「頑張ったね、チクンしたから帰ろうね」と家に帰れることを教えてあげてください。
安心して過ごせる家に帰れることが分かれば、きっと泣き止んでくれると思います。

ステップ5.帰宅後

まだ人生始まって数か月しか経っていない赤ちゃんにとって、注射は強烈なインパクトのある一大イベントだと思います。
帰宅後は落ち着いて過ごせるよう、「頑張ったね」と褒めてあげながらゆっくり過ごしました。
「お口あ~んが上手だったね」「静かに待っていられたね」など、特に良かったところも伝えていました。

大きくなっても説明が大事

今回は赤ちゃんの初めての注射を思い返しながらお伝えしましたが、大きくなっても子どもに説明することを心がけています。
大人は経験があって当たり前に感じる日常でも、何も知らない子どもにとっては非日常で気疲れすることもあるかもしれません。

大人の判断で振り回すのではなく、事前に子どもに相談して一緒に判断して成長してきたいなと思っています。

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この記事を書いた人

「人と違っても子育てはできる!」
先天色覚異常で子育て中。
ずっと地元に残ると思っていた…田舎で二人姉妹の長女として育つ。
結婚と共に転勤族になり、3男児の母です。
自身の経験や学び、考えたことを発信します。

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